研修参加者の声:角谷 潤様

Brain-Plusの研修参加者に、感想をお聞きしました。

藤田:セミナーを受けての気づきを教えてください。

角谷様:まず僕の考え方が大分変わりました。

「承認」という言葉を知っていても、自分の理解できることしか承認していなかったことに気づきました。

藤田さんのセミナーを受けて「自分と考えが違うことも認めてあげる」「この人何でこういうことを考えているんだろう」っていうこともまずは承認して認めること。

っていうところから、相手の胸に詰まっている毒だとか膿だとかをまずは聞いてあげる。

そしてその人が「聞いてもらえた、膿が出た」となってはじめて、相手は自分の言うことを聞いてくれる体勢になる。ということに気づかされました。


今までは頭ごなしに「いやそれは…」とか「そんなんじゃあさ…」と相手の意見を自分の中で却下していましたが、まずは「そうなんだ」「そういうことを考えているんだね」と受け止め、自分の中に落とし込むことによって、相手は「聞いてもらえている」と感じ、次のステップに進むことができる。

これは、ものすごく僕の人生の中で大きな変革を生み出しました。



藤田:具体的にはどんなことに役立ちましたか?

角谷様:私がある人を採用するときのことです。

本人が採用申込書を提出したにも関わらず、こんなこともやりたくない、あんなこともやりたくない…と前向きではない様子でした。

「なぜ、あなたは申込用紙を出したんですか?」と質問すると、「自分のスキルアップをしたいからです」との回答でした。

「自分のスキルアップをしたいのになぜ何もやらないのか?」ということが、私の中では全く理解ができなかったので、今までの私だったら「ご縁がなかったことにしましょうか」申し上げたかもしれません。

藤田さんのセミナーを受けて「承認」ということが頭と心に残っていたので、「申込用紙を提出しているにも関わらず、何もやろうとしないのか?」についてずっと深掘りして聴いていたんです。

「自分の時間がとれない」などの理由を聞いたりする中で、、その面接者からはじめて質問をされました。「角谷さんはなぜこの仕事をやっているんですか?」と。

そこではじめて、私がどのような想いでこの活動をしているのかを話しました。


すると、その面接者の目と顔つきがどんどん変わっていくのです。

その変化を見て、今まで断ろうと思っていたにも関わらず最後の最後で「この人はできる」と認め、採用に至りました。

今では、大分活躍されています。

あの時に断らなくてよかったと、本当に思っております。


藤田:どんな人の承認の話を聞いてほしいですか?

角谷様:とにかくすべての人に聴いてほしいです。

僕も自分の中では承認できているとおもっていましたが、全くできていなかった自分に気づきました。

何か話をするときに「でも…」とまず否定から入る人には絶対に聞いてほしい。

あとは会社のトップの人や管理職。

部下の言葉を「お前さぁ、そんな…」って頭ごなしに言わずに

部下の言ってることをや新しいチャンスをまずは承認して認めて引き上げることができる立場の人。

部下の立場の人も、上司が何を言っているのかということを「そうなんですね」と聞くことで、

部下も上司もお互いに承認しあうことで、意見が通りやすくなったり、考えていることが分かりやすくなったりすると思います。

すべての人に聞いてほしいですが、一番僕の中で承認の話を伝えてよかったのは、僕の奥さんです。頭ごなしに「あんたさぁ」というのが和らいだ気がします。


藤田:それはご自身の接し方が変わったから、奥さんの接し方も変わってきたということですか?

角谷様:私が承認を続けているんですが、なかなか奥さんは「あんたさぁ」を直してくれないので、ある時私が承認のことを伝えました。

「まずは自分が納得できなくても、人の言っていることをまずは聞いてみよう。まず腹に落とし込んでみようよ」

「あ、そうなんだね。と、自分の考えに合わなくても、まずは聞いてみよう」と奥さんに言えるようになりました。

今までは自信がなかったのでそんなことは言えませんでしたが、

僕は今では、愚痴も言わずに文句も言わずに「この人はこういう考えなのか」とまず腹に落とし込むようにしているので、

承認について自信をもって奥さんと子供にも教えられるようになりました。



藤田:承認によってチームに変化はありましたか?

角谷様:今まであいつが悪い、こいつが悪い…こういう風だからダメなんだよって言ってたのが「いやみんなで頑張ろうよ」っていう風に変わっていきました。

みんなが気持ちを切り替えられるようになった、というところです。



藤田:セミナーの中で印象的だったことはなんですか?

角谷様:お母さんと子供の朝起きてからの一日の出来事を動画で見させてもらいました。

子供を朝、お母さんが一生懸命起こして、その服を着替えさせ、ごはん食べさせ、幼稚園に送り込み、

帰ってきてからもギャーギャーなる子供になんとか夕ご飯を食べさせお風呂に入らせ…寝かしつけという動画でした。

子どもの「これはいや、ニンジン嫌い!お風呂入りたくない!」とかを

お母さんは叱りながら、怒りながら、褒めながら、いろんな手を使いながら子どもを納得させてやっと一日を終えていきます。

子供が何を言ってもお母さんが怒ったり、笑ったり、叱ったり…

いろんなことをしてもすべてをひっくるめて「子供がお母さんのことを承認している」っていうところが分かった時、

そこでもうセミナーを受けてたみんながちょっと泣きました。

お母さんが子供を承認していると私たち皆は思っていたんですが、

藤田さんのセミナーでは、どんなに泣いても笑っても、今日あんなことして怒られちゃった…という日でも、

子供に「お母さんのことをと思いますか?」と質問すると

「お母さん大好き」っていう言葉が返ってきたんですね。

それを聞いたとき「もうこれが承認なんだな」

これが無垢な気持ちからできる承認なんだな、と感じて

今までの自分の承認というのがすごく甘かったことをよく感じました。

あの子供の動画はすごく良かったです。ありがとうございます。


藤田:周りの人に伝えていることを教えてください。

角谷様:いろんなお客さんに承認について話しています。仲良くなったお客さんにしか話していないんですけども。

仕入れ先の言ってることや理不尽なお客さんの話、間違っていると思っても受け止めましょう、と。

そうするとなぜこの人はこういうことを言ってるのかが少しずつわかってくるかもしれません。

お客さんも「まずは聞いてもらえた」と心が開いていく、という話をしています。


あと、もう一つ良かったことは、藤田さんから教えてもらった「I(私)メッセージ」ですね。

この人ちょっと間違ったことをしているなぁと思ったときには、「お前何やっているんだ」ではなく「私はここが間違っていると思います」と表現しましょうと。

お前と指をさしていった言葉は、自分の方にも同じ言葉が3つ返ってくる、と言われているそうです。


出来が悪い部下が「あなたは良い社長です」とほめても、社長は「お前は何を言っているんだ」と思われるかもしれませんが、「私はあなたみたいな社長はすごく偉大だと思います」とIメッセージに変えることで、社長は言葉を受け止めやすくなる。

主語をYouからIに変えることで、受け止めやすさが変わります。私もそう話をするように努力をしています、と伝えていますね。

それから、例えばインターネット販売の商品に対するコメントの書き方が変わってきたことを私はちゃんと見ております。

お客様こう思っていることはよくわかりました、とまず承認。

私はお店の立場からこういう風にしたらどうか?というふうに思います。なんてコメントをするお客さんがいたりします。

角屋さんのおかげでこういうコメントができるようになったと言われるので、藤田さんのセミナーのおかげだと思っています。

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